TEL. 082-961-6733
〒731-5114 広島市佐伯区美鈴が丘西2-7-3
防災士とは、特定非営利活動法人日本防災士機構(東京都千代田区。古川貞二郎会長)が認証する民間資格で、「“自助”、“互助”、“協働”を原則として、社会のさまざまな場で、減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有する者として認められた人」のことを言います。
1995年に発生した阪神・淡路大震災では6,434人もの尊い人命が失われ、経済被害は約10兆円にものぼりました。この震災で明らかになったことは、災害列島と呼ばれるわが国においては、「事前の防災対策」と「災害発生時の応急対応(減災活動)」の両面について「全国民的な備えが必要」だということです。
この教訓を活かすために、地域防災力の向上を担う新しい民間の防災リーダーを飛躍的に拡大・養成することをめざして、特定非営利活動法人日本防災士機構が設立され、2003年10月に初めての防災士が誕生し、防災士制度がスタートしました。
日本防災士会は、防災士の資格を有する有志で構成された特定非営利活動法人(NPO法人)です。現在の会員数は約6千名です。
会員相互の交流と親睦を図り、一人ひとりのスキルアップと地域防災力の向上をめざし、安全で安心な社会の実現のために活動しています。
防災士資格および防災士制度については、特定非営利活動法人日本防災士機構のサイトをご覧ください。
自分の安全は自分で守るのが防災の基本です。災害時に命を失ったり、大けがをしてしまったら家族や隣人を助けたり、防災士としての活動をすることもできません。まず、自分の身を守るために日頃から身の回りの備えを行い、防災・減災に関する知識と技能を習得し、絶えずスキルアップに努めます。
個々の人の力には限界があります。地域・職場の防災力を高めるため、日頃から近隣はもとより、地域や職場の人たちと協力して、防災・減災のための啓発活動に努めます。災害の発生規模が大きければ大きいほど、公的な救援活動は直ぐに期待できないことも多く、その地域の人々が手を取り合って、自分たちの手で救助・応急活動を実施しなければなりません。
日頃から、地域の防災コミュニティの形成に積極的に参加し、防災・減災に関わる多様な組織、団体との連携を心掛けるとともに、地域に密着した防災意識の啓発防災訓練等の活動を通じて、お互いに顔の見える関係をつくり上げ、災害に対する事前の備えがある地域社会づくりに貢献します。
また、大規模災害被災地への救援・支援活動については、「助け合いの精神」のもと、可能な範囲で同志を募り、ボランティア活動を行うことが期待されます。
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